戦場の町と村 新潟市と戊辰戦争

今から約160年前、江戸時代末に起こった戊辰戦争は、旧幕府勢力や奥羽越列藩同盟と新政府との間でくりひろげられた大規模な内戦で、映像作品や漫画などの題材として現在も広く取り上げられています。
現在の新潟市域も新潟町をめぐる攻防戦が行われるなど、戦いの舞台となりました。
慶応4(1868)年はじめから8月にかけての約半年間を、新潟市域の町民や農民は戦いが身近にある日々を耐え忍びました。他方、村役人など地域の有力者の中には、動乱を機に志士として政治への参画を目指していこうとする動きをする者もいました。
戊辰戦争は破壊をもたらしただけではなく、町民や農民も戦い、刀などの武器から銃へと戦闘方法が変わるなど、武士の世の終わりへと、人々の意識を変えた側面もあると考えられています。
町村住民の視点から、新たな時代の入り口ともなった新潟市域の戊辰戦争の様子をご覧ください。
会 期 令和7(2025)年7月12日(土)~8月31日(日) 9:30~17:00
会 場 新潟市歴史博物館 本館1階 企画展示室
観覧料 一般500円 大学・高校生300円 小・中学生無料
※20人以上は団体料金(2割引)
※会期中は本券で常設展もご覧いただけます
休館日 毎週月曜日(7/21・8/11は開館)、7/22(火)
主 催:新潟市歴史博物館
共 催:新潟日報社・NST新潟総合テレビ
【展示構成】 1 幕末の新潟と民衆の動向 2 北越戊辰戦争 3 草莽の志士 遠藤七郎と山口謹一郎 4 戊辰戦争後の新潟
展示リスト(PDF)
関連イベント
①展示解説会 内 容:当館学芸員が展示解説をします。
日 時:隔週日曜日(7/20・8/3・17・31)11:00~(30分程度)
申 込:不要 参加費:無料(※本展の当日観覧券が必要です。)
②資料紹介講座「近年新潟市に寄贈された戊辰戦争関係資料について」 内 容:近年新潟市に寄贈された松尾家文書(新発田藩銃隊関係資料)と山口家文書(米沢藩農兵関係資料)の内容を中心に紹介します。 講 師:田嶋悠佑(当館学芸員)
日 時:7月26日(土) 10:30~12:00 会 場:みなとぴあ本館2階セミナー室 定 員:80名(申し込み多数の場合、抽選)
申 込:必要。みなとぴあHPフォーム、またはメールで、イベント名、氏名、メールアドレス、電話番号を明記してお申し込みください(7月18日(金)必着)。
参加費:無料
③記念講演会「越後の人々と北越戊辰戦争」 内 容:戊辰戦争下において米沢藩が新潟町管理を主導した経緯や、現在の新潟市域にあたる地域の人々が戊辰戦争へどのように関わったかを、歴史史料から明らかにします。 講 師:伊東祐之(当館前館長)
日 時:8月11日(月・祝) 10:30~12:00 会 場:みなとぴあ本館2階セミナー室 定 員:80名(申し込み多数の場合、抽選)
申 込:必要。みなとぴあHPフォーム、またはメールで、イベント名、氏名、メールアドレス、電話番号を明記してお申し込みください(8月1日(金)必着)。
参加費:無料
④ワークショップ「プラ板でつくる家紋キーホルダー」 内 容:家紋の歴史を学び、越後の大名家や自分の家の家紋をかたどったキーホルダーをつくります。 日 時:8月3日(日) 14:00~15:00 会 場:みなとぴあ本館1階たいけんのひろば 定 員:当日先着10名
申 込:不要
参加費:100円


