新潟市歴史博物館 開館20周年記念「生誕2 6 0 年の石川侃斎展~新潟町の人々に愛された南画家~」

「いしかわかんさい」という絵師をご存じですか?
石川侃斎(1764‐1840)は、江戸時代後期に新潟町で活躍しました。
この時代は、絵師や学者、詩人などの文人の多くが旅をしました。各地で歓待を受けて絵や詩をか
き、文人同士も交流し技量や知識を高めあいました。侃斎も大坂や長崎などを訪ね、越後を訪れた
文人と交流を深めました。特に侃斎の作風に大きな影響を与えたのは、文化年間に来越した肥前島
原(長崎県)出身の南画家 釧雲泉と、江戸の儒学者 亀田鵬斎でした。侃斎の絵は文人には評価され
ましたが、求める人は少なく貧しい生活だったといいます。しかし、没後は顕彰碑の建立や展覧会の
開催などによりその画風や生涯が見直され、侃斎は新潟の人々にも郷土の大切な絵師の一人として
知られるようになりました。
侃斎生誕260年を迎え、新たな視点でその画業をふりかえる展覧会を開催します。現代を生きるみな
さんの目で、多様な山水の表現や、画中の人物たちのユニークな表情、詩・書・画のコラボレーション
などの魅力を発見しながら、侃斎の絵の世界をお楽しみください。
会 期 令和7(2025)年2月8日(土)~3月30日(日) 9:30~17:00
※会期中展示替 前期:~3月9日(日) 後期:3月11日(火)~
会 場 新潟市歴史博物館 本館1階 企画展示室
観覧料 一般500円 大学・高校生300円 小・中学生100円(土日祝日は無料)
※リピーター割引(本展の半券提示で本展2度目の観覧が2割引)
※20人以上は団体料金(2割引)
※会期中は本券で常設展もご覧いただけます
休館日 月曜日(2/24は開館)、2/12(水)、2/25(火)、3/21(金)
主 催:新潟市歴史博物館
共 催:新潟日報社
後 援:朝日新聞新潟総局、毎日新聞新潟支局、読売新聞新潟支局、日本経済新聞社新潟支局、産経新聞新潟支局、BSN新潟放送、NST新潟総合テレビ、TeNYテレビ新潟、UX新潟テレビ21、NCV(株)ニューメディア、FM新潟77.5、FM KENTO、ラジオチャット・エフエム新津、 エフエム角田山ぽかぽかラジオ
関連イベント
◆[講演会]石川侃斎の作風と顕彰史
講 師:岡村 鉄琴 氏(新潟大学教授)
日 時:3月1日(土)午後1時30分~午後3時
会 場:本館2階 セミナー室
定 員:80名
申し込み:要事前申込 2月20日(木)締切
参加費:100円
◆[ワークショップ]水墨画体験 ~侃斎さんの絵に挑戦~
講 師:永吉 秀司 氏(新潟大学准教授)
日 時:2月22日(土)午後2時~午後4時
会 場:本館1階 たいけんのひろば
定 員:14名 申し込み:要事前申込 2月13日(木)締切
参加費:本展の当日観覧券が必要です
◆[ワークショップ]不思議なからくりミニ屏風づくり 日 時:3月22日(土)午後2時~午後3時30分 会 場:本館1階 たいけんのひろば 定 員:25名
申し込み:要事前申込 3月13日(木)締切
参加費:300円
学芸員によるギャラリートーク
日 時:2月8日、3月8日・15日・29日 いずれも土曜日 午前11時~(30分程度)
会 場:本館1階 企画展示室
申し込み:申込不要 当日直接会場へ
参加費:本展の当日観覧券が必要です
申込方法(◆マークのイベント)
HPの申し込みフォームから、もしくは往復はがきに下記を明記してお申し込みください。
①参加希望のイベント名(「3/1企画展講演会」または「*/*ワークショップ」) ②氏名 ③住所 ④連絡先電話番号