くらしの道具調べ
クイズ!ちがうのはどれ?

上級編 ニワ仕事

下の写真は、むかしのにいがたで、おひゃくしょうさんがニワ仕事に使っていた道具です。
ニワ仕事とは、実ったイネをかり取って、米にするまでの仕事のことです。
ところが、ひとつだけニワ仕事につかわない道具がまじっています。
さて、どれだろう?
それぞれの道具の名前や使い方は「この道具はなあに?」をクリックしてね。

(1)
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【道具の名前】  とうみ
【使い方】
ニワ仕事の中でも、モミとゴミ、モミガラと米などを分別する作業に使う道具です。とうみは、取っ手を回して羽根を回転させ、風を起こして重いモミと軽いカラやゴミを分別します。
【豆知識】
とうみは地域によって形が異なるのが特ちょうです。米が分別されて出てくる二つの口が、前と後ろに分かれているのは関東のとうみの特ちょうといわれています。

(2)
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【道具の名前】  万石(まんごく)
【使い方】
ニワ仕事のなかでも、白米とヌカ、くず米を分けるための道具です。ななめにしたアミの上で米をすべらせると、アミの目より小さなヌカやくず米が下に落ちて、白米と分けることができます。
【豆知識】
一度にたくさんの米を分ける仕事ができるので、万石とよびました。

(3)
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【道具の名前】  脱穀機(だっこくき)
【使い方】
ニワ仕事のなかでも、かりとったイネからモミを取るための道具です。歯のついた台を回転させてイネからモミをこそげ落とします。千歯よりもたくさんモミを取ることができます。ただ、手で回すタイプはとてもつかれるので長くつづけられなかったそうです。
【豆知識】
だっこくきには、足でふんで回すタイプと手で回すタイプがありました。にいがたでは手でまわすタイプが多かったそうです。

(4)
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【道具の名前】  千歯(せんば)
【使い方】
ニワ仕事のなかでも、かりとったイネからモミを取るための道具です。脱穀機(だっこくき)が広まる前につかわれていました。イネのたばを歯の間にはさんで強く引っぱるとモミをこき落とすことができます。

(5)
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【道具の名前】  くわ
【使い方】
田仕事に使います。土をほり起こしたり、細かくくだいたりする道具です。写真のように先の平らなもののほかに、3本ツメのものもあります。
【豆知識】
にいがたの田は水が多いので、どろがはねかえらないようにテズラという道具をつけました。

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【答え】  (5)くわ
田んぼ仕事につかう道具ではあるのですが、ニワ仕事にはつかいません。