くらしの道具調べ
クイズ!ちがうのはどれ?

中級編 深田の田仕事

下の写真は、むかしのにいがたで、おひゃくしょうさんが深田の田んぼ仕事につかっていた道具です。
にいがたの田んぼは、昔は泥沼のように水が深く、こういった田を深田だといいます。
ところが、ひとつだけ深田の田んぼ仕事につかわない道具がまじっています。
さて、どれだろう?
それぞれの道具の名前や使い方は「この道具はなあに?」をクリックしてね。

(1)
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【道具の名前】  田かんじき
【使い方】
深いどろのような田でも足がしずまないようにするためのものです。むかし、にいがたでは水がひかずにぬかるんだ田が多く、田仕事をしやすくする道具がつくられました。
【豆知識】
写真のように木を横にならべて編(あ)んでとめた形は新潟県で多く見られる形です。

(2)
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【道具の名前】  こたつやぐら
【使い方】
こたつや行火(あんか)の上においてあたたまる道具です。

(3)
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【道具の名前】  キッツォ
【使い方】
田からイネをはこびだしたり、田に肥(こ)やしなどをはこびいれるために使います。むかし、イネかりの時期になっても田に水があふれていたにいがたでは、なくてはならない道具でした。
【豆知識】
舟の前と後ろの区別がないのがとくちょうです。田のドロの上でも舟をコントロールしやすいように、船の底の中心が少しだけはり出しています。

(4)
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【道具の名前】  みの前かけ
【使い方】
寒い時期、水が多い田で仕事をする時に、ぬれて体がひえないようにするための道具です。

(5)
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【道具の名前】  じょれん
【使い方】
川や潟(かた)の底にたまった土をかきよせ、すくい上げる道具です。むかし、にいがたでは田に水がたまるために、毎年よそから土を運んできて田に入れ、田の土地を高くしなければなりませんでした。

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【答え】  (2)こたつやぐら
むかしのこたつなので、田んぼ仕事には使いません。他はみんな深田の田んぼ仕事につかった道具です。