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◇ 2010年7月〜9月のトピックス --Topics-- ◇

■ 2010年9月 ■

蔬菜写生図部分
2010年9月26日(日)博物館講座「博覧会と新潟2」

この日の博物館講座は、「博覧会と新潟2」と題して、藍野学芸員がお話しました。昨年度の博物館講座では博覧会と新潟との関わりを、新潟で開催された博覧会を通して見た新潟の町の移り変わりをお話ししました。今年度は、博覧会ヘの出品物から新潟の産業を考えるという視点で、全部で5回開催された内国勧業博覧会と、2つの地方博覧会を題材に、出品目録や受賞一覧から現在の新潟市域からの出品物を概観しました。
5回の内国勧業博覧会の出品目録をとおして、現在の新潟の特産品や、産業組合という地域の産業の萌芽をみることができました。また、第3回内国勧業博覧会で出品され当館で収蔵している、伊藤小平作「寄木団扇」や新田半人出品の「新潟市年中毎朝市女池新田産蔬菜写生図」を参加者とともに見てみました。精緻な寄木細工や、珍しい野菜がたくさん描かれている資料が非常に興味深く、参加者たちも関心を持って資料を熟覧していました。
次回は10月24日、木村学芸員が「新潟の美術-デパートの美術-」と題してお話します。お楽しみに。

県政記念館 新津記念館庭園
2010年9月25日(土)
「新潟島は宝島?!」建物現地見学会その3開催

この日、最終回となった宝島?!建物現地見学会では、県政記念館(新潟県会旧議事堂)、燕喜館(旧斎藤邸)、新津記念館、新潟大学旭町学術資料展示館(旧新潟師範学校記念館)、と白山・旭町の4施設を見学しました。この日は案内役の山崎完一氏に加えて、県政記念館の植村館長や新津記念館のスタッフのみなさんにも、それぞれの館のご案内をいただきました。
当時の最新技術や最高の部材を使用してつくられた建物からは、当時、建築に関わった人々の心意気を知ることができ、意匠に荘厳さや軽やかさを感じなから、当時の人々へ思いをはせることができました。
3回目ともなると、参加者それぞれに、各自の視点ができ、それを通して、注目するポイントを確認しながら見学していたようでした。

はし置きづくり1
2010年9月19日(日)たいけんプログラム「はし置きをつくってみよう」

 この日のたいけんのひろばでは、毎日食卓で使う箸のためにオリジナルのはし置きを製作してもらうプログラムがおこなわれました。
 本日は粘土ではし置きのかたちをつくる作業をおこないました。参加者のみなさんは思いおもいのかたちのはし置きをつくっていました。

はし置きづくり2 はし置きづくり3

 このあと、博物館で粘土のはし置きを焼いて、焼き物に仕上げてお渡しします。
 お渡しする時はどんな色に変わっているでしょうか。楽しみですね!

お店やさんめぐり1 お店やさんめぐり2
2010年9月18日(土)むかしのくらし展「お店やさん」関連プログラム 「お店やさん」めぐり

 現在開催中のむかしのくらし展「お店やさん」の関連たいけんプログラム、「お店やさん」めぐりが行われました。このプログラムは、みなとぴあ周辺のお店やさんをめぐるもので、当日は8人の方にご参加いただきました。
 最初に、湊町通から古町通まで歩き、お店やさんを見学しました。雁木のあるむかしのおもかげを残したお店やさんや、新潟ならではのお菓子やさんや、はかり売りのおもかげを残すお菓子屋さん(なんかやさん)を見学したりしました。

本町市場

 本町通の豆腐屋さんでおやつを食べつつ一休みした後、本町市場を見学しました。野菜や果物を露天に並べて売る市場の様子は、子どもたちにとって新鮮だったようです。
 次回の関連たいけんプログラムは、11月6日(土)7日(日)の「お店やさんごっこ」です。皆さまのお越しをお待ちしています!

お店屋さん展開幕1 お店屋さん展開幕2
2010年9月11日(土)第7回むかしのくらし展「お店やさん」開幕しました

 むかしのくらし展「お店やさんー昭和のお買いものとくらしー」が開幕しました。
 本展では、昭和初期から昭和30年代に日用品の買い物の場所であった、近所のお店やさんについて紹介しています。
 お店やさんのつくりや、買い方、売り方などを紹介し、合わせて同時代の買い物の場所であった市場やデパートも紹介しています。
 大人の方にはなつかしいお店やさんでの買い物を、お子さまにはスーパーなどとは違うお店やさんの買い物の仕方を、ぜひ感じていただければと思います。
 開幕日は、たくさんの方においでいただき、ありがとうございました。本展は観覧無料となりますので、ぜひお気軽に足をお運びいただければ幸いです。

砂丘館 旧斉藤家夏の別邸
2010年9月4日(土)
「新潟島は宝島?!」建物現地見学会その2開催

この日の宝島?!建物現地見学会は、砂丘館(旧日本銀行新潟支店長役宅)、安吾・風の館(旧新潟市長公舎)、旧斉藤家夏の別邸、北方文化博物館新潟分館、と西大畑の4施設の建物現地見学会を開催しました。
この4施設は近代和風建築という共通点がありましたが、それぞれの規模や役割に応じた作りになっていて、比較したり、それぞれの建物の特徴を拾い出すことができました。今回も山崎完一氏に案内役をお願いし、概要をお話しいただきました。近代和風建築、という親しみのある建物ばかりだったためか、参加者たちからは、「祖父母の家のことを思い出す」「実家にいるような安心感がある」などという感想が多く聞かれました。

■ 2010年8月 ■

佐渡展閉幕
2010年8月29日(日)「海峡を越えて―佐渡と新潟―」展が終了しました。

 7月17日から開催していた「海峡を越えて―佐渡と新潟―」展が閉幕しました。
 佐渡観光の変遷をたどる展示で、佐渡の博物館、佐渡観光協会、佐渡汽船、新潟交通など多くの方々から、貴重な資料を提供いただいたり、ご協力していただいたりして、開催できた企画展でした。
 猛暑を押して来館してくださった方や、おおさど丸の故障で交通不便にもかかわらず、佐渡からわざわざお出でくださった方もおられました。本当にありがとうございました。
 テーマを絞った企画展でしたし、分かりにくいとの苦言もいただきましたが、「佐渡観光を考えるいい機会になった」「佐渡文化の奥深さを感じた」などのご意見もいただきました。
 おおさど丸の一日も早い復帰を祈念しています。

大船絵馬砂絵
2010年8月29日(日)たいけんプログラム「大船絵馬の砂絵をつくろう」

夏休み最後のたいけんプログラムは、大船絵馬の砂絵をつくるものでした。大船絵馬に描かれているいろんな部分をピックアップして、砂絵を作りやすいように簡略化した下絵を作ったものから砂絵にしました。
展示されている大船絵馬を参考にしながら作りましたが、細部を見ながらの製作で、描かれているモノをよく見て考えることができたので、参加者には大船絵馬に関する新しい発見があったようでした。

税関 第四天井漆喰
2010年8月28日(土)
「新潟島は宝島?!」建物現地見学会その1開催

新潟の中心市街地に現存する歴史的建造物について考える事業、「新潟島は宝島?!」の現地建物見学会を開催しました。この日は、下町コースということで、旧新潟税関庁舎、旧第四銀行住吉町支店、旧小澤家住宅の3施設の内部見学を行いました。案内役として、新潟市内の歴史的建造物の調査に携わってこられた山崎完一氏を迎えて、建物の概要や特徴、調査時に判明したことなどをお話しいただきました。
うだるような暑さの中、参加者は随所に施された意匠や建物全体の美しさなど、自分だけのビューポイントを探しながら熱心に見学していました。

かわまつり1 かわまつり2
2010年8月22日(日)みなと・しもまち・川祭り2010

 今年も、「みなと・しもまち・川祭り2010」が新潟北部開発協議会青年部と博物館の共催でで開催されました。
 連日の晴天続きで、日中はうだるような暑さでしたが、日没とともに川風が吹き抜けるようになりました。
 当日は、ライトアップされた博物館と近隣の施設や当館子ども広場でつくられた灯篭が幻想的な雰囲気を作りだす中、親子・孫子連れが作った灯ろうを旧信濃川河道に浮かべたほか、蛍光発光する灯りに照らし出された旧税関庁舎など,落ち着いた雰囲気の中で、過ぎゆく夏のひと時を参加者のみなさんは楽しまれていたようです。

2010年8月22日(日)第4回博物館講座
「蒲原の揚水具−ジャバラとゴイ・ミズグルマ−」

 2010年度4回目の博物館講座は、厳しい暑さの中にも関わらず、22人の方が講座のために足を運んでくださり、熱心に聴講なされました。
 森学芸員が「蒲原の揚水具−ジャバラとゴイ・ミズグルマ−」と題して、稲作において最も重要な仕事の一つである水の管理、これに使われた揚水具の歴史と蒲原の農村部における事例を中心に話をしました。
 ジャバラ(タツマキ・樋等とも)は国内では珍しい揚水具で、ヨーロッパではアルキメデスポンプと呼ばれて紀元前から使用されていたことが知られています。日本には中国から竜尾車の名で伝えられ、佐渡や蒲原一帯など新潟県や滋賀県で多く使用されたものの、国内では他の地域の使用例が少ない、めずらしい揚水具です。講座では、蒲原の平野部周辺での伝来資料や事例について詳しく紹介しました。
 また、蒲原の平野部農村では、農業用にジャバラをはじめミズグルマ(踏み車・ジャグルマとも)・ゴイ(テンツキ・テッポウ・ツポツポ等とも)といった多様な揚排水具が使用されており、ミクロな視点で記録上の事例をたどれば、揚水具というモノにそれぞれの地域の性質が反映されていることや、歴史的な揚水具の発展史からは捨象されがちな道具を使う工夫があることを紹介しました。。
 博物館講座は今年も毎月最後の日曜日に開催します。次回は9月26日、藍野学芸員の「博覧会と新潟U」です。

しお1 しお2
2010年8月21日(土)
体験講座「土器をつかった塩づくり」実践編

この日は、前回の座学を受けて、いよいよ青山海岸で土器を使った製塩を行いました。塩田をつくり、海水を撒いては蒸発させて塩分を濃縮していきます。この日の海水の塩分濃度は3%。この濃度をできるだけ高くするため、塩田の表面に3回にわたって海水を撒きました。

しお3 しお4

塩田の海水が乾くのを待つ間、製塩炉づくりをおこないます。今回の製塩炉は出山遺跡の出土例を参考につくりました。
ようやく塩田の砂表面が乾いたので、この砂を使って、濃い海水を取る作業にうつります。今回、濃い海水をとる方法は、西蒲区の越前浜で行われていた民俗例を参考に行っています。このヌイという道具もかつて越前浜で使われていた道具です。このヌイに、塩田の表面の砂をさらって入れて、そこに、海水をゆっくりと注ぎ入れます。しばらくすると、浸透した海水が、砂に付着した塩分を溶かしながら滴り落ちてきます。この作業後、出来上がった濃い海水の塩分濃度は8.2%になっていました。

しお5 しお6

いよいよ、土器を使って海水を煮詰めていく作業に入ります。今回は10個の土器を使っての実験です。火のまわり方が一様ではなかったので時間差はありましたが、40分から1時間ですべての土器の海水が蒸発し、結晶化したものが 土器の壁面と底部にのこりました。
暑い中での作業でしたが、土器に白いものが付いているのを確認した参加者たちは感慨深げな様子でした。

土器焼き1
2010年8月17日(火) 土器の野焼きを行いました

この夏、当館では、たいけんプログラムやこどもたいけん講座などで、参加者が多数の土器をつくりました。この土器を仕上げるために、野焼きを行いました。真夏の照りつける太陽のもと、焚き火をし、火の回りに土器を並べ、土器の乾燥を進めます。

土器焼き2 土器焼き3

土器の水分がどんどんと抜けて、赤黒い色に変色したら、薪をくべ、土器を炎の中に入れて焼成します。15分もすると、土器が炎に包まれ、真っ赤に焼けているのが確認できます。炎が落ち着いたら、土器を冷まして完成です。この日焼きあがった土器は53個、ほとんど割れることなく、無事に参加者へ渡すことができそうで一安心です。

しおづくり1
2010年8月14日(土)体験講座 「土器を使った塩づくり」

 新潟市内では奈良・平安時代の製塩遺跡が見つかっており、当館の展示室でも土器製塩の様子を模型にて紹介しています。今年の体験講座はこの土器製塩を実験することになりました。大人向けの講座でしたが、夏休みということもあって、小中学生の親子での参加も多い講座となりました。今日は、その第1回目として製塩や新潟市内の製塩遺跡の様子などの基礎知識を学ぶ座学をおこないました。
塩づくりは、海水をさらに濃い塩水にするために真夏のギラギラと照りつける太陽の力が不可欠です。台風の影響で天候に不安があるため、予定していた明日15日の海岸での製塩は、21日(土)に延期としました。今年の猛暑、太陽の力を存分に利用したいと思います。

土器1 土器2
2010年8月8日(日)夏休みこどもたいけん講座
「縄文人のくらしにちょうせん!」

 夏休み恒例のこどもたいけん講座、今日は小学1年〜3年生を対象に、縄文時代の衣食住にかかわるたいけんにチャレンジする講座を行いました。まずは、土器作りですが、今日は低学年のこどもたちなので、土器の形はつくりやすいコップ型にしました。成形する前に、施文具を使って模様がどのように表れるかを確認します。こどもたちに人気があったのは、櫛型の文様と大きな凹凸が浮き出る文様でした。それぞれに思い思いの文様を施して完成です。

石皿 アンギン 黒曜石

 土器作りの後は、火起こし、編布、石皿を用いたドングリの加工、黒曜石で食材を切る体験を行いました。それぞれの体験にひとしきり興奮していたこどもたちでしたが、単純な作業の中に、いろんなコツや発見を見出すことができたようで、ほんの一部でしかありませんが、縄文人の暮らしの技を、まさに身をもって体験することができたようでした。最後にドングリを使って現代人の口に合うようにアレンジされたドングリクッキーを試食しました。これについては、好みが分かれましたが、「懐かしい味がする」ということでこどもたちの意見が一致しました。
参加したこどもたちからは一様に、楽しかった、との感想が聞かれました。この楽しさの中から、さらに何を感じとってくれたのか、この先につながっていくといいなと思います。

宝島全体会議_2_1 宝島全体会議_2_2
2010年8月7日(土)
「新潟島は宝島!? 歴史的建造物の魅力再発見!」第二回全体会議開催

去る7月31日に開催された「新潟島は宝島!? 歴史的建造物の魅力再発見!」講演会を受けて、第二回全体会議を開催しました。今回の会議の趣旨は、これから始まる建物現地見学会に向けて、その方法や調査予定の歴史的建造物についての基礎知識を共有する、というものでした。これまで関係機関や有志団体のメンバーが会議に参加していたのですが、前回の講演会で広く市民に今後の活動への参加を呼びかけたため、歴史的建造物に興味を持つ、新たなメンバーが加わりました。
多くの市民の目線で、歴史的建造物の魅力を発見できる活動が進行し、広がりが見られることを心から期待しています。

夕涼みコンサート1 夕涼みコンサート2
2010年8月1日(日)夕涼みコンサート

 みなとぴあと地元「新潟下町を良くする会」の主催で、今年も「夕涼みコンサート」が開かれました。
 コンサートが始まり辺りが暗くなるころには,昼間の暑さも凌ぎやすくなりました。会場の一角には今年もレストラン「ぽるとカーブドッチ」の生ビールやワインも用意されました。
 ライトアップされたみなとぴあをバックに、多くの来場者がすばらしい夜景と音楽を楽しんでいました。
 地元の演奏家による飛び入り参加もあり、涼風吹き渡る芝生広場や整備された“みなと・さがん”には、例年よりも多い600名の聴衆が集まり、演奏が終わるたびに大きな拍手とアンコールの掛け声も飛び交いコンサートは盛況のうちに終了しました。

土器1 土器2
2010年8月1日(日)
夏休みこどもたいけん講座「古代のものづくり」

 夏休み恒例のこどもたいけん講座、今日は小学4年〜6年生を対象に、土器づくりの技術と金属加工技術について学ぶ機会としました。まずは、土器作りです。常設展示室に展示されている縄文土器などを見ながら、土器の機能と 形について学びます。その後、実際に自分たちで形をつくり、文様を施します。輪積み法で作っていく際に、上に積む粘土の重さに耐えられるよう少し厚みのある器体を作っていきましたが、こどもたちは、口縁部が思っている以上に膨らんでしまったり、イメージ通りの形に近づけるために悪戦苦闘しながら作業を進めていました。

鏡1 鏡2 鏡3

 土器作りの後は、鏡の製作です。今回は、たいけん講座ということで、身の回りにある道具を使って、鋳造と いう技術への理解を深めるため、融点の低い減摩合金を使って鏡をつくりました。西蒲区の菖蒲塚古墳から出土した と伝えられる、だ龍鏡や全国各地から出土している鏡のデザインを比較して、自分の鏡のデザインを考えます。 オリジナルの鏡をつくるために、こどもたちが考えたデザインを木材に彫り込み、木で鋳型をつくりました。
鋳型をつくったあとは、いよいよ鋳込みの作業です。融点の低い金属を使用するとはいえ、高温で火を使う作業が 続くので、大人の手を借りて作業を進めます。るつぼの代わりに使用した鉄のフライパンの中で、減摩合金が 溶けていく様子に、参加していたこどもたちだけではなく、見学中の保護者からも歓声があがります。慎重に溶けた 金属を鋳型に流し込み、冷めたところで、鋳型をはずします。文様がどのように表れてくるのか、緊張の一瞬です。 その後、鏡面をサンドペーパーで磨き、鏡となりました。
土器作り、鏡作りとも、古代の生産技術について考えてもらいたいと企画したもので、古代の生産について忠実に 再現できるものではありませんでしたが、これをきっかけに、参加者たちがさらなる興味を持ってくれるといいなと思います。

シンポジウム1
2010年8月1日(日)ミニシンポジウム「佐渡の近現代と観光」

 開催中の企画展「海峡を越えて ―佐渡と新潟―」の関連企画であるミニシンポジウム「佐渡の近現代と観光」が開催されました。
 最初に本間恂一氏(近現代史研究者・元佐渡高校校長)「近代佐渡の産業―離島振興法の道程―」という発表がありました。この発表は近世以降の佐渡の産業について、その担い手や法整備について詳細に紹介する内容でした。
 次の発表は、野口敏樹氏(博物館学芸員・佐渡市教育委員会佐渡学センター) の「両津港の歩みと佐渡観光」でした。この発表では、両津港が整備されていく動きと、佐渡観光の発展がリンクして展開していったことが紹介されました。
 最後の発表は、池田哲夫氏(民俗学研究者・新潟大学人文学部教授) の「佐渡は文化の吹きだまり−民俗学者と佐渡の旅−」という発表でした。佐渡を訪れた民俗学者を通して、佐渡が文化的にユニークな地域であることが発見され、注目されていく動きが紹介されました。
 休憩を挟んで、展示担当者の伊東学芸課長とパネラーの活発な討議が繰り広げられ、佐渡観光の歴史についてさまざまな角度から論じられました。
 参加された39名の皆さんにも、日頃あまり考えたことのない角度から佐渡観光を考える機会となったのではないかと思います。

■ 2010年7月 ■

宝島講演会3
2010年7月31日(土)新潟島は宝島!? 歴史的建造物の魅力再発見!講演会

現在、当館では新潟市の中心市街地に現存する歴史的建造物の魅力を市民の皆さんと共に探り発信する、「新潟島は宝島!? 歴史的建造物の魅力再発見!」という事業を行っています。この事業は今年度の文化庁の美術館博物館活動基盤整備支援事業に申請し、採択されたものです。

宝島講演会1 宝島講演会2

この日開催した講演会は、その事業の一環として、専門家を招いて、歴史的建造物を考えるための視点などについてお話いただくものでした。講師に、長岡造形大学の平山育男教授と新潟大学工学部の岡崎篤行准教授をお迎えしました。平山先生には、「新潟の近代建築を造った人々」と題して、旧第四銀行住吉町支店を設計した長谷川龍雄をはじめ、明治・大正・昭和初期の新潟を象徴する建物を造った建築家たちの業績などに迫るお話をしていただきました。岡崎先生には、「歴史的建造物とまちづくり」と題して、個々の建物ではなく、エリアとして建物を含む景観を考えることや、景観を残していくことの意義などについてお話しいただきました。
暮らしの中で日々、景色として認識している建物たちですが、それぞれの建物の意義や歴史的背景などに注目すると、これまで見えてこなかった視点が現れるということを再認識する機会ともなりました。

あかり
2010年7月31日(土)たいけんプログラム「あかりをつくってみよう」

 この日のたいけんプログラムは、江戸時代のあかりを考えるプログラムでした。瓶をつかって、あんどん風の明かりをつくります。和紙に絵をかいて、瓶の側面に貼り付けます。瓶の中に油と燈心を入れ、火をつけると明かりの完成です。和紙に描かれた絵が光のゆらめきとともにその表情を変える様子が風流を感じさせてくれ、夏の夜に似合う明かりが出来上がりました。

土器1 土器2
2010年7月24日(土)
たいけんプログラム「土器をつくってみよう」

夏休みに入って初めての週末は、毎年恒例の土器づくりのプログラムです。今年は文様を付けることを意識して制作に取り組みました。常設展示室で展示されている笹山前遺跡出土の深鉢形土器を見ながら、文様がどのようについているかを学びました。その後、土器を製作しました。作りたい土器の形をイメージしながら、手を動かしていきますが、鉢を作りたかったのに皿になってしまったり、壺型の首の部分がうまく作れなかったり、と悔しい思いをした参加者もいましたが、縄目だけでなく、貼り付け文などさまざなに工夫の凝らされた土器がつくられました。今日造った土器は、2週間程度陰干しで乾燥させたのち、野焼きをして完成です。

あそび
2010年7月18日(日)たいけんプログラム「むかしのあそび」

この日のたいけんプログラムは「むかしのあそび」と題して、さまざまなあそびにチャレンジする予定でしたが、紙芝居の実演、体験となりました。ボランティアスタッフによる紙芝居の実演のあと、参加者も実演に挑戦します。画面をめくるタイミングやお話の仕方など、初めての体験にとまどう人も多かったのですが、紙芝居を一枚めくるたびに、慣れてきて、感情たっぷりにお話を進めることができていたようでした。小さなこどもたちには、始まりを知らせる拍子木をたたくことが楽しかったようです。

開幕式1 開幕式2
2010年7月17日(土)企画展「海峡を越えて―佐渡と新潟―」開幕

 みなとぴあの夏の企画展「海峡を越えて―佐渡と新潟―」が開幕しました。初日である本日は、開幕式のほか、展示担当者によるファンクラブ向けの解説会や、新潟郷土史研究会のみなさんを対象とした解説会などが開催されました。
 今回の企画展では佐渡観光の歴史と新潟市の果たした役割をさぐることをテーマとしています。

ファンクラブ解説会 新潟郷土史研究会解説会

 現在の新潟県は、江戸時代まで越後と佐渡として、それぞれ別の国として歩んできた歴史があり、明治時代以降の近代史のなかで両者は密接に関係するようになってきました。
 県境所在地でもあり、佐渡航路の主要な港町でもある新潟市は、近代の佐渡の歴史に大きな影響をあたえてきました。また、新潟港にとっても佐渡との経済的な関係は非常に大きく、とくに佐渡観光の玄関口という役割は新潟港の一大機能となっていきました。このほかにも海峡を挟んで隣り合う二つの地域には興味深いつながりがたくさんあります。
 みなとぴあの敷地からは佐渡汽船の入船出船も眺められます。是非足をお運びください。

前夜祭3
2010年7月16日(金)「みなと水遊記2010」、「海峡を越えて−佐渡と新潟-」、「港のカフェ」の前夜祭イベント

 この日は午後3時30分から、「みなとぴあ」となりの新しく整備されたみなとさがんの広場で「みなと水遊記2010」、「海峡を越えて―佐渡と新潟―」、「港のカフェ」の前夜祭イベントが行なわれました。

前夜祭1 前夜祭4

 この日のために駆けつけてくれた佐渡の新保保存会による「鬼太鼓」の門付け、古町芸妓による「相川音頭」「佐渡おけさ」の舞などが披露されました。

前夜祭2

 対岸から出航する佐渡汽船のカーフェリーなども眺められ、集まった観客からは大きな拍手が送られました。
 その後ウォーターシャトルのクルージングを楽しむなど、カフェに集まった人たちはビールなどを飲みながら楽しい午後のひと時を満喫されていました。

草花1 草花2
2010年7月4日(日)
たいけんプログラム「草花あそび」

この日のたいけんプログラムは身近な草花をつかって遊び道具をつくるものでした。まずは、草笛を作って吹き鳴らします。ブゥブゥとなる音は、まるで今流行りのブブゼラのようで、参加者たちも、「持って帰って、サッカーワールドカップを見ながら、ならしてみよう」などと満足な様子でした。また、つやつやと光る椿の葉を使って草履の形を作ったり、おもちゃをつくったり、と自然の中からその恵みを得て、楽しみを作り出すことを新たな想像力をかきたてられた様子でした。